1→10drive試作室のお手伝いをしています
京都発祥、オフィスは東京天王洲にある1→10drive,inc.のお手伝いをはじめました。
1→10drive,inc.は、デジタル技術のプロ集団1→10ホールディングスのグループ会社で、「ブランド・プロトタイピング」というコンセプトを掲げ、モノやサービスにおけるプロトタイピングから商品開発までを手がける組織、のようです。
「プロトタイプ」というのはふしぎデザインのやりたいことの一つにど真ん中なので、一緒にお仕事できてとても嬉しい!
進めていることについてブログに書いてもいいですか?とお尋ねしたところ、いいですよと快諾いただいたので書いちゃっております。
ポストイットを使ったブレストとか久しぶりにしました
お話をお伺いすると、製品開発やブランディングだけでなくプロモーションに関わる仕事も多いようなのですが、興味深いのはその仕事のスタイル。さまざまな企業から仕事を受ける際に、自組織で開発した「プロトタイプ」を組み込んだ提案を得意としているとのこと。
そして、その種まきをするためのプロジェクトが、今回協力させて頂く「1→10drive試作室」というものです。それはどんなものなのか?
例えば、こちらの「snipAR」というARを使った体験型シューティングゲームは、最初は1→10drive試作室のプロトタイプとして生まれたものですが、その後名古屋テレビ放送とコラボレーションする形で、クライアントワークとして再デビューしています。
これが、
こうなる
クライアントワーク版ではプロモーションとして映えるための工夫がなされていますが、その中心にあるのはあくまで自社の技術をベースにしたプロトタイプ。自分たちのスキルが強いとこういう仕事ができるのだな…と勉強になります。
さて、今回1→10drive試作室のプロトタイプ制作のテーマとして、「家電、家具、文具を拡張する」というお題が出ています。これに対して、社内のデザイナー金子さんを始めとしたチームに加わり制作にあたっています。
アイデアを出して、絞り込んで、広げて、モックを作り、壊してまた作る…という、ものづくりのきわめて王道的なフローにのっとって作業を進めていますが、「なにを作る?」というところから考えるのは自分にとってとても新鮮。さらに、考えたものを実現するためのスキルがめちゃくちゃ高い方々と一緒に仕事ができるのが面白いです。実際、先日の打合せで提案したアイデアについて、エンジニアの長谷川さんから「技術的に不可能そうなものはないですね」と力強いコメントを頂きテンション上がりました!
せっかくなので、描いたスケッチも(掲載許可を頂き)チラ見せしますね。
今は「何を作るか」のアイデアがまとまった段階。
これから、「どんなものを作るか」「どんなふうに作るか」を考える段階に移ります。ある意味、ここからがデザイナーとエンジニアの腕の見せ所!自分の技術を役立てられるよう、はりきっていきますよ〜〜〜