センス・オブ・ワンダー
レイチェル・カーソンの「センス・オブ・ワンダー」を読んだ。
- 作者: レイチェル・L.カーソン,Rachel L. Carson,上遠恵子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1996/07/01
- メディア: 単行本
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この本は、想像力を育むための方法と自然の美しさについて触れたものだ。
「センス・オブ・ワンダー」という言葉が有名なので、読んだことはなくてもこの言葉に触れたことのある人は多いと思う。
著者のカーソンが甥のロジャーを連れて、メイン州(いま検索したらアメリカ最北部の州だった、ほぼカナダ)の海沿いにある別荘の回りを散策し、わあ綺麗、すごい、と感嘆する。描写される自然の情景は本当に美しい。
この本には何点かの写真が挿入されており、それがまたそれぞれ良い。
清流、海の上の月、水の滴るコケなど…と、それらを見ていて、自分も中学生のころにコケの写真ばっかり撮っていた時期があったよなあと思い出した。
父がこの時代としては良いコンパクトデジカメを買って、それを使わせてくれたので、嬉しくなってどこかに行くたびに写真を撮っていた。たぶん中学生くらいだったんじゃないかな?
この頃は友達も少なくて、いかにも暗い学校生活を過ごしていたのだけれど、こんな写真ばかり撮っているようじゃしょうがないという気もしないでもない。
ただ一方で、今の自分よりも自然なるものへの敬意とか好奇心を、強く持っていたのだなあと思う。コケって色んな形があって、寄りで見るとミニチュアの森みたいで楽しいんですよ。ナウシカの腐海みたいというか。
山行きたい〜けど今年はちょっと余裕ないなあ、と山の日に思う。